曖昧な世界に手向ける花束を作る日々
仕事終わり、開いたTwitterに
並ぶ「LILI LIMIT」「解散」の文字。
思えばわたしが彼らに出会ったのは5年半前の空想委員会の対バンでオモイメグラスが出たことで亮介さんに出会い、雨のパレードを知り、対バンのaddworksと出会ってそのYoutube関連動画からだった。
A-Eのトレーラーを聴いて、気になっていたところに
わが母校の学園祭「石垣祭」、
「ゲストライブ:LILI LIMIT」
丁度5年前のこと、呼んでくださった方には本当に感謝している。
自分のサークルの出店の責任者だった私は全く見れなかったが、サークルの子の
「ひらまい好きなんでしょ?そろそろ最後だから観なよ!」
という気遣いのおかげで最後の1曲だけ観ることができた。
牧野さんのギターの弦が切れて、軽音部の子のギターを借りていた。笑
そしてその日に「RIP」リリースのライブのチケットとA-Eを購入し、
メンバーからは「オレンジのつなぎのやべえやつ」という認識をされ、
わたしのLILI LIMITライフが始まった。
RIPリリースの日に観た対バンのMAMADRIVEを好きになり、
三年前解散したが神戸まで最期を観に行った。
RIPTシャツ(はじめ、RIP/NIMという音源はダウンロードコードとTシャツのセットで限定販売された)を着て
東京の残響shopに行ったとき某スタッフさんに
「RIP!今こっちにも届いたんですよ!」
と開梱作業をしながらおすすめされ購入したのが
AtlantisAirportとHalftimeOld、theCibo、ソラミズツキヒなど
後のわたしの音楽人生を形成するバンドばかりだった。
福岡で今度出演する、と言われた、とても行きたかったイベント「ぼくたちの地図」
行きたいと呟いたことから知り合った主催のなつみさんは
今でもいつもよくしてくれるおねえちゃん。
鍋部でしみずとくろせが同級生と発覚して、同級生同盟ができたし
このころから古藤さんはみんなのおじちゃんだった。笑
あのとき成人式って言ってたのに、いつの間にかこんなに時間が経ってしまった。
音動に出演したときに知り合った主催のいちさんはとても尊敬するイベンターだし、
他のライブで会っても声をかけてくれる優しいお兄さん。
この音動のときのRIPでくろせのベースに感動したし、
「mudai.のまるさん」が「lIlIのまるさん」だった。
ツアーでchouchou merged syrupsたちと福岡でやったり
上京前lIlI:Fesを、RIPリリースのSpiralがなくなってできたての系列のINSAでやったり、
くろせカレーチーズトッピングとか。
あのメンツは激アツだったなあ。
サカスプで名古屋まで行ってびっくりされたり、
見放題で大阪まで行って空想委員会の真裏だったから半々でダッシュしたり、
こっちの人にも愛されてるなあと実感したり。
そのときに出会った、暑いのに牧野スウェットを着た仲間さにたんのことはだいすき。笑
会場限定の音源をわたしのぶんも買ってきてくれたちあきさん、宮崎の激アツ4マンに連れて行ってくれたカオルさんにはほんとうに感謝してる。
ちあきさんは大分でlIlIを好きになってくれて大分にきてほしいって思ってくれた貴重なひと。
Uteroでワンマンなのに授業で遅くなって(21時)交通手段なくて行けなかったこともあった。(たしかちあきさんが音源買ってきてくれた日)
FXに出演するのに国家試験前日だったから行けなくて、しみずがカワウソからッピョイしてくれたのはとっても嬉しかった。
行けないライブも多かったのもあって、ついに大分に来てくれることになったときはほんとうに嬉しかった。
その日のりよしみのパスは宝物だし、RIPリリースの日のしみパスはむかしのスマホに貼ったまましまってる。笑
東京に行っても変わらずライブをしに福岡に帰ってきてくれるメンバーのことをいつまでも福岡で待っていたかったけれど、さいごはわたしが東京と周南に行きます。
悲しいとか信じられないとかはなくて、ただひたすら「そうなんだなあ」と思う。
大切だったひとが亡くなるときの感覚に近くてとおいような。
いつもいつも、「わたしが大好きなバンド」であってくれてありがとうございました。
lIlIに出会って知った音楽、出会ったひとたちはこれからもずっと大切で宝物。
lIlIの音楽はこの5年間でもその前もかたちを変えたけれど、
どれもいつもわたしをわくわくさせてくれた。
どこまでいくんだろうって、いつもわたしの希望で誇りで生活の一部だった
ドキさんは忘れているかもしれないけれど、昔、わたしの結婚式のとき演奏するよって言ってくれたことがあって。
まさかわたしが結婚するより先にlIlIが解散するとは思わなかった。
でも、ぜったい、これから先もわたしの幸せな瞬間も悲しい瞬間もlIlIの音楽に彩ってもらいます。
早朝、天神、高速バスから眺める街並みはAnd/Endingだし、
地元の高速バス降車場から実家までの夜道はin your sight
どんなに悲しい朝も、とても楽しかった夜も。
いつかいとしいものができたら伝えていきたい、ね。
さいごに、いつもlIlIのライブで会うひとたち、いつもありがとうございます。
ちゃんまいさんやたっくん、いつもわたしのワンツーステップッピョイを見つけてくれてありがとう。笑
ちゃんまいさんが切り取るlIlIのステージが大好きだった。
さいごは絶対泣くと思う。ひとりじゃ耐えられないと思う。
あの頃のいつもの福岡のひとたちが周南にいたら、それだけで泣いてしまいそうだなあ。笑
LILI LIMITでTwitterサーチして、全国のファンのかたの呟きを見て、愛されたバンドだったんだなって嬉しくなってる。誰やねん。笑
淡い金魚とガスマスクのこと
調子がいいのでもうひとつ。
先日、わたしの大好きなモノクロパンダからBa.森園の休止が発表された。
休止前最後のライブは福岡、四次元。
もちろん元々行くつもりでしっかり仕事も休みを取っていた。
モノクロパンダとは、私が再びライブハウスに通うようになってすぐに出会った。
空想委員会目当てで行ったイベントで初めて観て、その日に物販にあった音源を2種類買った。
酸素 と 金魚
物語が透けて見える歌、Vo.カンダさんの歌唱力、淡い世界観に反して攻めの演奏。
ついでに、空想委員会を出待ちしていた(今考えると迷惑な)わたしたち(空想Dr.テディさんからはちゃまと愉快な仲間たちと呼ばれている)に快く話しかけてくれたのがaddworksとモノクロパンダだった。
すぐにわたしはモノクロパンダのお客さんになったし、ライブハウスでメンバーに会えば一緒に酒を飲み、ライブを観た。
LILILIMITのRIPリリースのときも森園(ししょー)がいた。ついでにキドさんもいた気がする。ゲノブもいたっけな。今となってはレアメンバー。笑
そんな彼らが上京すると発表したとき、やっとか。と思った。
メンバーが替わり、紆余曲折あったものの、わたしは絶対に評価される。(べきだ)と絶対的な自信があった。
そうして3年ほど。ついにビクター傘下でデビューを果たした彼らだったのに、突然の森園休止。
もちろんバンドはサポートを入れて滞りなく活動を続ける。
けれど、わたしにとってはししょーのいないモノクロパンダが想像できなかった。
ライブ当日、モノクロパンダと親交のある未完成の感性主催ぴろり(多分わたしがこいつにモノクロパンダを教えたのに)と四次元へ向かい、つねまいさんからビールを受け取り、もちろん下手で観た。
一曲目が新曲、森園の最後なのにドライだな、流石カンダさん、と思った。
けど、そこからのセットリストはベースが効いた、いつものししょーが暴れまくる曲だったし、MCのカンダさんはいつになく元気がなかった。
Twitterでも、MCでも、終演後も、「森園はあくまで休止で必ず帰ってくる」と一番言っていたのはカンダさんだったように思う。
わたしはあくまで客で、脱退や休止に事情があるんだろうなあと思っても、バンドメンバーがいなくなっても(メンバーが失踪したバンドもたくさんある)、変化していくバンドとそれに伴って変わっていく楽曲を観続けることしかできない。
それでもわたしの大好きだったかたちでバンドがあったこと、プレイヤーとして彼らが存在したことは変わらず残り続ける。
いつかまた、形が変わったとしても、今度は客同士でも、またライブハウスで会えたらいいなと思う。
そしてモノクロパンダはこれからも続く、ステージの上で金魚のスカートを揺らしながら。
先日出会ったすごいひとのはなし。
こちらにはお久しぶりです。
先日、といっても二ヶ月ほど前ですが、すごいひとに出会った話。
大阪に、Airlieeggs.mu
というとてもきれいで力のある声の女の子がいるのですが、
(見た目はかわいくてキャラはサバサバしていてとても素敵)
その方がなんと福岡でライブに出るということで、もちろん席を即予約。
ですが、当日昼間が仕事になってしまい、また持ち前の方向音痴により
彼女の出番ギリギリに到着。
(その日の箱は大名にあるShangri-laというバー、とても素敵でした。)
https://www.facebook.com/MusicBarShangriLa
当然彼女のステージは素晴らしかった。
ずっと「koko kara」という彼女を知るきっかけになった一枚の音源を繰り返すことしかできなかったのに、
彼女が目の前で歌っているというのはとてもうれしかった。就職を機に福岡に来てよかった。
もちろん物販に並んでいるCDはどれも持っていないので即購入。
お酒が入って少しうざいわたしに彼女は嫌な顔一つせずお話してくれて、また!必ず!と別れ、超るんるんで外に出たわたしにそのひとは声をかけてきた。
「Airlieのファンのかたですよね?」と。
(ここからが本題です。)
大変申し訳ないが初め、誰かわからなかった。
考えて、そういえば今日の主催の方のMCで弄られていた、
私の残業時間に消えたステージに立っていたひとじゃないかと。
彼はこう言った。あなたの服装や見た目で自分の歌を聴いてほしいと思った、と。
どんな服を選ぶかで嗜好だけでなくどう見られたいかが出る、
云わば毎日服を選び化粧をするのはセルフプロデュースの一環だ
というのは常々思っていたけれど、面と向かって同じようなことを言われたのは初めてだったのでびっくりした。
そうして彼の歌を聴かせてもらったのだが、めちゃめちゃ上手い。
わたしは学生時代から比較的ライブハウスに足を運ぶほうだったし、
その日のお目当てAirlieちゃんだけでなく元AtlantisAirportのSoneさん
日向文ちゃん
マイクロコズムやAyutthayaの太田美音さん、
LILILIMITの牧野さん弾き語りや志水や黒瀬とのアコースティック、空想委員会三浦さんや
ペトロールズ長岡さん(様)(神)の弾き語りが大好きで、
(iwaiの弾き語りは絶対に聞いてほしい。)
SIXLOUNGEのリカは絶対に優盛くんの弾き語り派、というかなり弾き語りが好きなタイプの人間なのだが、その日出会った彼は本当にすごいと思った。
とても歌が上手いのはもちろん、伝えるためにはそれだけじゃないとういうことをよくわかっているような気がして、純粋にもっとみてみたいと思った。
彼は福岡のミュージシャンとしてはかなり精力的に活動しているようで、夜中に眠れずTwitterを開くと新曲が聞けたりする。
けれど、当然目の前で歌うものにある、あの日わたしが漠然と感動した血の通った声や空気感はそこにはない。クリックひとつで音楽が聞ける時代は便利だけれど不便。
そうだ、ライブに行こう。と思いつつ未だに予約できずにいる私を嘲笑ってくれないか。
届く人にだけみてきいてもらえればいい、といったことを彼は言っていたけれど、
気になったら機会を作って、是非みてほしい。今のうちに。音楽やひとは不変ではないから。
今回こうして公表したやりとりはご本人の許可を取っていませんので、不都合があれば削除させていただきます。
気付いた時にはイントーキョーシティー
どうも、twitterに疲れたひらまいです。
疲れたついでにはてぶデビュー。
さて、先日は気付いたら東京にいました。うっかりイントーキョーシティー。
まあ全力で希望休を出したんですけど。計画的イントーky
社会人になってというもの、ひとりではめっきり出不精になってしまい、休日も近所のスーパーぐらいにしか行かない私が、人混苦手な私が、なぜ東京に現れたのか。
これですこれ。
空想委員会の対バンツアーの追加公演、最後の最後に東京は赤坂、あの赤坂サカスに位置する赤坂BRITZにて、空想委員会 対 空想委員会(インディーズ仕様)!
行くしかねえ...
そんなこんなでチケットと航空券とtrivagoと希望休を握りしめて、いざ決戦の地へ向かった訳です。
赤坂に降り立った私は思いました。
しまった、飲みすぎた。と。
東京の親戚に、昼間っからかに道楽に連れて行ってもらい、
「瓶ビールを一本ちょい、日本酒を2合」ひとりでぺろりといけるほど楽しいお酒を交わし、そのまま赤坂へ向かったので。そりゃライブ前にしては飲みすぎだぜ。
そんなわたしの酔いを醒ますのは、長蛇の列。
(なにこれ、福岡はこんなに並ばんし、前東京に来たとき(雨男ツアー追加公演)は渋谷GUILTY(音量注意)やしこんなに並ばんやったのに…!)
というかあれ、2013年の暮れなんですね…もう3年も経つのか
そんなわけで、整理番号200番台に期待していなかった私は入るなりロッカー、バーカン、ライムサワーと余裕の呑んだくれ大人見体制に。
しっかしまあこのBRITZ、フロアに向かうとステージの広いこと。
余裕で5列目ぐらいに入れてしまい、さすが平日、さすが17:30オープン。
開演まではスクリーンで自主製作時代の恥ずかしくなるMVとYoutube映像。
そういやこの頃は佐々木イケメン押しだったよなあ…と懐かしむ。
いや最近太ったというか佐々木さんって見るたびに微妙に丸くなってるし老けてきたよなあとか思ってねえし。
それはさておき、
ライブはインディーズバンド空想委員会、2年ぶりくらいの再会だったけど正直雨男ツアーのほうが元気だったぞ。
大きいステージに緊張してたんでしょうかね。
※雨の罠(下)から霧雨ガールをやったので、そのへんの彼らと比べました。
久しぶりにインディーズ眼鏡の三浦さんが腕章をしていて、懐かしさの極み。
岡田さん、
じゃなかったっけ。機材までは再現不能ですね。(笑)
さすがに自主製作時代の曲は会場もそこまで盛り上がりませんでしたが、そりゃそうだ。
だって当時の曲は盛り上がるのではなく、心の中でテンションが上がる曲でしょう?(個人の意見です。)
欲を言えばあれとかこれとかやってほしかったですけど。(笑)
十分すぎるくらい、大満足でした。
本編終了後、アンコール。の後に四人で前に出てきたので
「また福岡来いよーーー」
と叫んだのですが、(きっと各地からお越しの皆さん思っていたでしょうに、抜け駆けてすみません)
その後メンバーがハケても客電が点かず、スクリーンに告知。
1年4ヶ月ぶりのフルアルバムリリース
&全国ツアー!!!!!!!!
安定の福岡、最高です。
さて、藍坊主さんも激ツアーが決まったことですし、明日も頑張って働こうね!!!!!
以上、思い付きでイントーキョーシティー覚え書き編でした!