先日出会ったすごいひとのはなし。
こちらにはお久しぶりです。
先日、といっても二ヶ月ほど前ですが、すごいひとに出会った話。
大阪に、Airlieeggs.mu
というとてもきれいで力のある声の女の子がいるのですが、
(見た目はかわいくてキャラはサバサバしていてとても素敵)
その方がなんと福岡でライブに出るということで、もちろん席を即予約。
ですが、当日昼間が仕事になってしまい、また持ち前の方向音痴により
彼女の出番ギリギリに到着。
(その日の箱は大名にあるShangri-laというバー、とても素敵でした。)
https://www.facebook.com/MusicBarShangriLa
当然彼女のステージは素晴らしかった。
ずっと「koko kara」という彼女を知るきっかけになった一枚の音源を繰り返すことしかできなかったのに、
彼女が目の前で歌っているというのはとてもうれしかった。就職を機に福岡に来てよかった。
もちろん物販に並んでいるCDはどれも持っていないので即購入。
お酒が入って少しうざいわたしに彼女は嫌な顔一つせずお話してくれて、また!必ず!と別れ、超るんるんで外に出たわたしにそのひとは声をかけてきた。
「Airlieのファンのかたですよね?」と。
(ここからが本題です。)
大変申し訳ないが初め、誰かわからなかった。
考えて、そういえば今日の主催の方のMCで弄られていた、
私の残業時間に消えたステージに立っていたひとじゃないかと。
彼はこう言った。あなたの服装や見た目で自分の歌を聴いてほしいと思った、と。
どんな服を選ぶかで嗜好だけでなくどう見られたいかが出る、
云わば毎日服を選び化粧をするのはセルフプロデュースの一環だ
というのは常々思っていたけれど、面と向かって同じようなことを言われたのは初めてだったのでびっくりした。
そうして彼の歌を聴かせてもらったのだが、めちゃめちゃ上手い。
わたしは学生時代から比較的ライブハウスに足を運ぶほうだったし、
その日のお目当てAirlieちゃんだけでなく元AtlantisAirportのSoneさん
日向文ちゃん
マイクロコズムやAyutthayaの太田美音さん、
LILILIMITの牧野さん弾き語りや志水や黒瀬とのアコースティック、空想委員会三浦さんや
ペトロールズ長岡さん(様)(神)の弾き語りが大好きで、
(iwaiの弾き語りは絶対に聞いてほしい。)
SIXLOUNGEのリカは絶対に優盛くんの弾き語り派、というかなり弾き語りが好きなタイプの人間なのだが、その日出会った彼は本当にすごいと思った。
とても歌が上手いのはもちろん、伝えるためにはそれだけじゃないとういうことをよくわかっているような気がして、純粋にもっとみてみたいと思った。
彼は福岡のミュージシャンとしてはかなり精力的に活動しているようで、夜中に眠れずTwitterを開くと新曲が聞けたりする。
けれど、当然目の前で歌うものにある、あの日わたしが漠然と感動した血の通った声や空気感はそこにはない。クリックひとつで音楽が聞ける時代は便利だけれど不便。
そうだ、ライブに行こう。と思いつつ未だに予約できずにいる私を嘲笑ってくれないか。
届く人にだけみてきいてもらえればいい、といったことを彼は言っていたけれど、
気になったら機会を作って、是非みてほしい。今のうちに。音楽やひとは不変ではないから。
今回こうして公表したやりとりはご本人の許可を取っていませんので、不都合があれば削除させていただきます。